広島5-2湘南

前節の仙台戦で阿部、田村が退場、アジエル、臼井が4枚目のイエロー、ほかジャーン、鈴木伸、北島がけが、とうちのスタメン級選手が7人かけてしまって迎えた広島戦。攻撃の要であるアジエル、守備の要のジャーン、田村、特に攻守にからむ鈴木伸、臼井と重要な選手が大量に出られないとあれば、今日は引き分け狙いでいくのだろうか…などと考えつつ久々のビッグアーチ!2003年以来。


昔はしゃもじをペチペチ叩いて広島サポが応援していた記憶があるが、今は普通に応援しているのかな…。


スタメンを見ると、結構面白い。自分の予想は↓だったんだけど、


   原 石原
加藤      大山
   坂本 永田
三田 斉藤 松本 山口
松本はサブにも入っておらず、代わりに永里が左サイドバック!三田は右に、山口は斉藤の右側に。守れるのかな。
そして、ルーキー2人がサブに(笑)。至弱をもって至強にあたる、ってことかな。まあ、若い頃にレベルの高い相手と一戦交えるのは、成長のいい刺激になるかもね。


広島ビッグアーチ。このマスコットは熊だっけ?

前半: レベルが違うな…

開始4分、山口を振り切って、広島の服部がいい位置にポジションをとったベストのタイミングで、ストヤノフからのどんぴしゃロングフィード!ノートラップでのシュートがいきなりゴールに突き刺さった。
久々にすごいプレーを見たな。ストヤノフはやはりすごい選手だ。これだけ攻守に貢献する選手はJ1でもそうはいないんじゃなかろうか。


この後、時を置かずに明らかになるが、山口は広島の選手達とレベルが違いすぎて、かわいそうなことになってしまった。セットプレー以外の失点に関わってしまうことに。1つのミスが失点につながってしまう責任の重いポジションで、周りのサポートもむなしく、山口を突破されては失点を重ねて行った…。三田は自分のプレーで精一杯で、山口をサポートする余力はなさそうだった。

永里も広島と戦えるレベルになかったが、斉藤のカバーがすばらしく、こちらサイドからの失点は防げていた。斉藤とジャーンの2人が揃わないと、広島相手に守備はろくに機能しないようだ。

後半: 最後は意地を見せる

後半は全体としてちょっとましになってきたものの、失点を重ねていく。今日の面子で大きな穴があるのはしょうがないけど、そこからこれだけ結果を得ることができる広島のレベルはやはりすごい。


0-4 で吹っ切れてきたのか、前線から猛プレスが始まり、試合の流れが湘南に傾いてくる。すばらしい特攻によって石原、永里が2得点したところで終了。
相手がサブ選手達に活躍の場を与えようとしたタイミングでもあったけど、無失点で終わるつもりだったチームに一矢報いたことで、選手達の0-5でも諦めない闘志がじんじんと伝わってきた。


豊富な人材を抱える広島といえども、今のメンバーから3人交代すれば、今日のうちから2失点するほどの脆さを持っていると分かったことも、J1昇格、J1定着に向けた希望といえるかも。
逆に最初から闘志をもって試合に挑まないと前半で3失点してしまうわけで。ここ数試合、毎回そういう調子。そろそろ解決して欲しいな。


今日の試合で分かったことは、広島と同レベルでプレーしているのが斉藤だけだったこと。
永田、石原、鈴木将太はまあまあ通用したかな。永里はなんだかんだで2得点に絡んで不思議な運(才能?)をもっている。

そういや今日の小川審判はいいジャッジをしていた。カードを出すところ出さないところ、プレーを止めるところ止めないところの判断が気持ちよかった。